四季報そよかぜ 2021年1月号

令和3年 年頭のご挨拶

脳神経リハビリ北大路病院  院長 岡田達也

 

皆様新年明けましておめでとうございます。
脳神経リハビリ北大路病院は、令和2年(2020年)12月1日に開院12周年を迎えました。

1. 新型コロナウイルス禍の中でリハビリ病院に期待されること

令和に改元されて1年半余りが経ちましたが、その半分以上は人類にとって100年に一度の未曽有の新型ウイルス禍との戦いとなっています。脳神経リハビリ北大路病院は直接新型コロナウイルスの患者さんを治療しているわけではありませんが、職員は皆感染に最大限の注意を払って勤務しています。
 
また今日この時にも世界中で治療にあたっておられる医療スタッフの皆様に尊敬の念を禁じえません。我々がコロナ禍の中で何が出来るのか考えると、やはりリハビリテーションが主になると思います。感染対策を万全にし、入院退院を途切れさせずにリハビリを継続していくことが当院の医療に最も期待されていることと思います。
 

2. 令和時代の脳神経リハビリ

2025年問題と言われて久しく、間もなくその年を迎えることになります。問題となっていた団塊の世代が後期高齢者になるということで、政府からは高所得層の医療費2割負担の案も出ています。
 
確かに後期高齢者が増えていることは大変な問題なのですが、当院で脳卒中のリハビリをしていて最も心配なことは、この1~2年で急速に若年化(特に男性の40代、50代)と重症化が進んできたことです。本来両親の介護をしなければならない一家の大黒柱が倒れ、子供もまだ在学中という例が急速に増えています。
 
手術や薬剤で積極的な治療・再生が出来ない脳神経はリハビリに頼るしかないのが現状です。在宅復帰だけでなく、高次脳機能障害のリハビリ、復職まで考えたリハビリが要求されます。多くの重症患者さんを受け入れつつ質の向上との両立が求められています。
 
また、現在はコロナ禍で地域への予防活動が止まってしまっていますが、特に若い年齢層への脳卒中予防の啓蒙が非常に大切だと考えます。コロナ禍だから何もできないのではなく、コロナ禍でも出来ることを職員一丸となってやっていこうと思います。
本年もご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
令和3年 正月

 

 

理事長推薦 日本のロック・フォーク・ポップス名盤
第3回 『YELLOW MAGIC ORCHESTRA』
きたおじさん
「日本のロック・フォーク・ポップス名盤」と題して、加藤和彦を中心に、京都にゆかりの深いアーティストの作品をご紹介しています。

第3回目は、1979年に発表された、
ご存じYMOのデビュー作『YELLOW MAGIC ORCHESTRA』です。
前回ご紹介したサディスティック・ミカ・バンドのドラマー高橋幸宏が、ベースの細野晴臣、キーボードの坂本龍一と結成したバンドです。

当時としては最先端のシンセサイザーを駆使したテクノサウンドは、日本に一大ブームを巻き起こしました。当時中学生の筆者はブリティッシュ・ロックばかり聞いていて、日本のロックにほとんど興味がありませんでしたが、このアルバムがレコード店で流れているのを耳にして、衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。

一時鳴りを潜めたテクノサウンドですが、Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースでおなじみの中田ヤスタカによって再ブームがもたらされ、現在もJ-POPにおいて確固たる一分野を築いています。中田が生まれたのがYMOのデビュー後の1980年なので、YMOの影響力の大きさに驚かされます。

YMOのメンバーは全員東京出身ですが、加藤和彦がその結成に大きく関わっています。YMO結成の前年に発表された高橋幸弘のファースト・ソロ・アルバム『Saravah!』は、加藤、高中正義といったサディスティック・ミカ・バンドの面々が参加する一方で、YMOの細野晴臣、坂本龍一も参加し、編曲は高橋と坂本が手掛けているので、YMOのプレデビューアルバムとでも言うべき作品です。

加藤は演奏のみならず曲も提供しており、加藤がいなければこの作品は生まれず、YMOの誕生も無かったかもしれません。YMOが生まれなければ中田ヤスタカはテクノとは異なるジャンルに進んでいたかもしれず、言うまでもなくPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅは中田の存在が無ければアーティストとして世に出ることはなかったでしょう。そう考えると、加藤がJ-POP地図の形成に大きく携わったと言っても過言ではないと思います。

医師・音楽療法士 岡田 純

 

2020年度 職員表彰(永年勤続・業務・資格取得)

【永年勤続表彰者】

【業務表彰者】(看護部)看護師:桒嶋登代美、長岡由香

【資格取得】介護福祉士取得 (看護部)看護助手:湯口直美

今年の抱負を漢字一文字で表すと・・・

年男・年女とは生まれた年と同じ十二支の年を迎えた男女のことで2021年は丑年ですので、丑年生まれの男女が年男・年女となります。年神様のご加護を多く受けることができると考えられており、縁起がいいと言われています。
当院には縁起のいい年男・年女が12名おります。

今年の抱負を漢字一文字できいてみました。

 

脳神経リハビリ北大路病院が京都清水メディケアシステムの一員になりました。

医療法人 一仁会は、2019年11月より「京都清水メディケアシステム」の一員となりました。
これを機にますます皆様に安心安全な医療介護サービスを提供できるようまい進する所存でございます。これからも医療法人 一仁会をどうぞよろしくお願い致します。

 

院内FreeWi-Fi始めました!!

入院患者様へのサービスとして、2020.年12月よりスマートフォン・タブレット端末などでインターネットに接続できる「Free Wi-Fi」のサービスを開始致しました。
他の病院利用患者さんのご迷惑にならないようにマナーに十分配慮してご活用ください。
接続ネットワーク名(SSID)、パスワードなどの情報は、病棟内に掲示しておりますポスターをご覧下さい。