楽で安全な 立ち上がりについて

きたおじさん

多くの方から「立ち上がるのがやりにくい」と聞かれることが多いです。
立つ時に多いのが、お尻が重たい、失敗して座ってしまう、手すりがないと立てない等です。

その原因としてよく見られるのは、抗重力筋と言われる背中・お尻・太ももの後ろ・ふくらはぎのどれかの筋力が落ちている人が多いです。

そうなるとやりにくくなってしまい、手すりや介助が必要になってしまいます。

そこで、今回は楽に立ち上がれるようになるためのポイント!をお伝えします

抗重力筋の筋力強化

座位・立位でのバンザイ運動や踵(かかと)上げ運動、仰向けになってお尻上げ運動などがあります。

立ち上がりやすい動作方法

皆さんに多く見られる立ち上がり動作は、まずお辞儀をして、視線を下に向けてされることが

多いと思います。そうなると体は丸くなり、ますます立ちにくくなります。できるだけ姿勢を正し、

前を向いた状態で体重をお尻から足先の方へ前に移動できると立ちやすくなります。

  1. 姿勢を正して座る
  2. 片手もしくは両手を肩の高さまで挙げる
  3. 目の高さから少し上の物を取るように手を伸ばしていく
  4. この②~③を「1・2・3」や「よっこいしょ」など、リズム良く流れに合わせて行う
  5. 「123!」 「よっこいしょ!」のタイミングでお尻を浮かす

これらの方法を3~5秒ぐらいで行えるように練習していくことで、楽に立てるようになると思われます。

普段からこの方法で行うことで筋力強化にも繋がり、歩きやすくなるかと思います。